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キャスパーアプローチについて

セミナーではΓキャスパー・アプローチ」という姿勢保持技術について説明をさせていただきます。

キャスパー・アプローチ(旧称バランスシーティング)とは、
大阪の株式会社ひげ工房が、1991年から始めた、ひとつの姿勢保持の考え方と技術です。

ひげ工房でのフルオーダーのいす作りは、採型後の仮合わせの状態で、
数日間(場合によっては数週間)実際の使用場所で試乗していただきますので、とてもリアルにそのいすの良さ・悪さが返ってきます。

ご本人やご家族、学校や施設の先生方、セラピス卜やドクターの方々から返される、そのたくさんの評価に基づいて修正を行い、OKをいただいてから縫製、納品をしています。

ご本人様に限りなく寄り添い、それを継続することで構築して参りましたキャスパー・アプローチは、決して机上論や、一方的な押しつけや、偏った方法論では無いと自負しております。

生活を豊かにする道具たち

「日常生活を豊かにする道具」をコンセプトに物をつくると、それまで見えていなかった様々なことが見え、本当の意味で、生活を豊かにすることヘのヒントがあったり、知らず知らずのうちに機能トレーニングをしていたり…そして、そのトレーニングも、「限りなく楽しい、トレーニング」であり「限りなく日常に溶け込んだトレーニング」となります。

キャスパーアプローチを活用した様々な例があります。

頭部を中心としたキャスパー・アプローチ

本当は、もっとできる子なのに長続きしない。始めは良いけれど、すぐに身体が前に倒れてしまう、お尻がずれてしまう、頭が倒れてしまう…座位に対してこんな悩みをお持ちの方、自分の座らせ方が悪いから?…なんて落ち込んでいませんか?
いいえ違います!姿勢が崩れるのは、本人のやる気や、先生や親御さんの座らせ方が悪いからではありません!
もっと違うところに根本的な原因があるのです。
もともとは、股関節を屈曲させた座位姿勢では、骨盤はとても起こしにくいのです。
骨格だけをイメージして座位姿勢を考えるのではなく、骨格を取り巻く筋肉群等をイメージすることで様々なことが見えてきます。
骨盤を垂直に起こさなくても活動的な姿勢になれます。
それまでの骨盤中心の座位姿勢に疑問を持ち取り組んできた、全く新しい考え方、「キャスパー・アプローチ」を、具体的な症例とともに動画にて解説いたします。

キャスパーアプローチで頭部がしっかり支えられ、姿勢がよくなり楽になります。

キャスパー・アプローチによるデモンストレーション

  • インタービューをします
    お母様に現時点での問題点をうかがいます。
    この方の場合、「いつも身体と頭が右に倒れっぱなしになっていて、前に倒れるときは、身体が圧迫された状態でした。側弯も気になっていて、何とか改善したかったのですがどうにもならず、長年この姿のままでバギーに乗っていました。」
  • 状態を把握します
    お使いのバギーの状態では、うしろにしっかりもたれることができないため、頭から身体が右に倒れこみ、パギーフレームに右の体側面を押し当てて、かろうじて止まっています。身体が前に出てくるときは、前倒れになり、重力にひきずられながら、いっぱいいっぱいまで倒れこんだところで丸まってしまいます。
  • 姿勢評価を予測します
    パギーの背もたれの角度がかなり倒れているにも関わらず、肩胛帯あたりが背もたれから離れ、身体と頭は右に倒れきるところまで倒れ、あごが上に突き出したように前に出ています。この姿勢反応になる大きな原因の一つとして、背もたれが平面的で、本人の身体の形状に適合していないことが考えられます。背もたれに肩胛帯までもたれることができず、もたれられないために、横ヘの安定が得られず、右へ倒れるか、前に出てきて行き着くところまで身体を倒して安定するしかないという状態のようです。背もたれの形状をキャスパー・アプローチ的な形状にすれば、安定が得られ、本来本人が持っている力を引き出すことができると予測します。
  • 解決策と結果
    キャスパー・アプローチに基づいた姿勢になるように設定をした採型機に座ってもらうと、予測通り両手の活動ができるようになりました。
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