「できた!」が増えるキャスパー・アプローチ ー0才から高齢者までの姿勢保持ー 環境を整えることで「できた!」を増やせることは、キャスパー・アプローチの変化を積み重ねることで、この20年実践的に証明され続けてきました。その「できた!」は、「リラックスできた!」「ニコニコできた!」「頭や体が起こせた!」「ゲームができた!」「おもちゃがつかめた!」「前で手と手がつなげた!」「ご飯が食べられた!」「呼吸が楽になった!」「お母さんを見られるようになった!」「向けなかった右が向けた!」「手が前に出せた!」等、書ききれいないほど多岐に渡ります。 ※それまでやれなかったことが、姿勢が安定するだけでできるようになるのは「どうしてなのか?」 ※日常生活で子どもたちや高齢者の方が重力という要因に対して想像を絶する苦しみを抱えている「本当の理由とは?」 ※緊張や様々なやりにくさは障害から引き起こされているとあきらめる前にキャスパー・アプローチで環境を整えることの「重要性」 ※そして【予防環境】という「方向性とは?」 皆様もご一緒に、できないことを数える前に「できた!」を増やす環境を整えませんか? ■ 全く新しい発想から生まれた 姿勢保持理論 CASPER・APPROACH 今まで、出来るだけ骨盤を起こし、立っている時と同じように座わるのが ”良い姿勢”であると信じられてきました。けれど、日常での継続的な姿勢を観察すると、前述のような考えに基づいて強制的に骨盤を垂直に矯正し続けた時、痛みやストレス、多くのリスクが発生することが明らかに分かってきました。キャスパー・アプローチは、その痛さやストレスを最小限にする為の試行錯誤から生まれた、今までに無い全く新しい姿勢保持の考え方です。 そして、痛さとストレスを最小限にし、重力に対して力学的に身体が安定することにより、それまででは起こらなかった様々な変化が起こることに気づきました。 ■ 頭部を中心としたCASPER・APPROACH 本当は、もっとできる子なのに長続きしない。始めは良いけれど、すぐに身体が前に倒れてしまう、お尻がずれてしまう、頭が倒れてしまう。座位に対してこんな悩みをお持ちの方、自分の座らせ方が悪いから?…なんて落ち込んでいませんか?いいえ、違います!姿勢が崩れるのは、本人のやる気や、先生や親御さんの座らせ方が悪いからではありません!もっと違うところに根本的な原因があるのです。もともとは、股関節を屈曲させた座位姿勢では、骨盤はとても起こしにくいのです。骨格だけをイメージして座位姿勢を考えるのではなく、骨格を取り巻く筋肉群等をイメージすることで様々なことが見えてきます。骨盤を垂直に起こさなくても活動的な姿勢になれます。それまでの骨盤中心の座位姿勢に疑問を持ち取り組んできた、全く新しい考え方が「キャスパー・アプローチ」なのです。 ■ 生活を豊かにする道具たち 「日常生活を豊かにする道具」をコンセプトに物をつくると、それまで見えていなかった様々なことが見え、本当の意味で、生活を豊かにすることヘのヒントがあったり、知らず知らずのうちに機能トレーニングをしていたり…そして、そのトレーニングも、「限りなく楽しい、トレーニング」であり「限りなく日常に溶け込んだトレーニング」となります。そんな道具をたくさんの方々と一緒に考えて、作って、使う、そんな繋がりを大きな輪にしていきたいと考えます。