今回は、座位保持装置シュクレ等の元々の考えとなっている『キャスパー・アプローチ』の実践をご報告しますね
ちょっと長文になりますが、よろしければお付き合い下さい
Sさんはi.careの存在を象徴する様な、医療的ケアフル装備の生活介護メンバーさん
元々の病気のためでは無く、側彎の進行によってひどい呼吸障害・辛い消化器症状が
心拍数130でSPO2 80台
なんていう時間もを、耐えて生活してきていました
i.careで過ごす中でも、だんだんと痰が出せなくなり、どうにもしてあげられない呼吸苦に、アンビューバックを1時間押した日もありました
呼吸器を日中も着けなくてはならない日が増えてきて…
そんな中で、コロナ禍がやってきました
PTで身体を伸ばして貰わなければ、Sさんはもう呼吸器を外せなくなり、肺炎で入院も間違えなし
そこで、i.careで見ようみまねのストレッチをはじめました。
ストレッチする事で、驚く程身体がぐんぐん軟らかくなり、どんどん呼吸が楽になって来ました
もう日中呼吸器をつける事は、まずありません
(喘息発作にだけは勝てませんでした
)
更にこの夏、村上さんよりキャスパー・アプローチの臥位姿勢をアドバイスして頂きました。
この姿勢を取るようになって、もちろん楽そうになったのですが、さらに最近よりストレッチとの相乗効果が感じられる様になって来ました
『身体に緩みを持って生きること』がどんなに大切か、身を持って教えてくれたSさんです。
Sさんが苦しんでいた
時間分だけ、私達の「どうにかしてあげたい
」が育ちました。
そこでキャスパー・アプローチに出会えた幸運
これを皆様にお伝えする事で、少しでも感謝の気持ちが伝わったら嬉しいです